ベーシストがコードを弾くことは少ないかもしれません。
ベースソロや特殊な曲でなければ、ベースの音は太すぎてコードを曲の中では使いにくいのです。
でも曲で使用する音の成り立ちを知っておくと、フレーズの組み立てや、フィルを入れたりする場合や動きのある罰金具を作るのにとても役に立ちますので、軽くコードの知識も身に付けておいたほうが有利です。
それでは初めに、基本となるド・ミ・ソを弾いてみて下さい。
少し明るい響きですね。
コードは音符の積み重ねで、このド・ミ・ソという音の積み重ねはコードを作り出す上で最も基本的なものになります。
それでは次に「ミ」の音を1フレット下げて弾いてみて下さい。
少し暗い感じの響きに変わりました。
コードの基本はド・ミ・ソですけど、その「ミ」を1フレット下げるとコードの雰囲気が変わります。
色んなコードを作るということは、このように基本であるド・ミ・ソの音を少し変えてみたり付け加えたりして作るということです。
コードといえば和音のことですので、複数の音をジャラーンと引きたいところでしょうけど、ベースの場合それはほぼ使いどころがないですし、コードの構成音の理解を深めてもらうために1音ずつ鳴らしてもらいました。
今日のところはド・ミ・ソがコードの最も基本的な構成であるということと、「ミ」の音を1フレット下げて引くだけで暗い雰囲気になるということだけ覚えておいてください。