ダイアトニックコードのIM7、IIm7、IIIm7、IVm7、V7、VIM7、VIIm7(♭5)はダイアトニックコードを理解するうえでとても重要な意味を持ちますので、シッカリと覚えておきましょう。
ところで、覚えるのが大変ですか?
でも7つ覚えるのは大変そうでも、よくみるとディグリーは変わってもメジャー7th・マイナー7th・7th・マイナー7thフラット5の4種類しかありませんね。
4種類を覚えるだけでも難しいような気もしますけど、実際のところメジャー7thとマイナー7thを覚えてしまえば、残りの2つはそれらの少し変形になるだけですので方の力を抜いてジックリと見比べてください。
それでは早速に登場した4つの運指をベースのフィンガーボード上で確認してみましょう。
メジャー7thのポジション
ロックンロールなどで頻繁に使われるポジションですので、弾いてみると「あぁ・・・」となるかもしれない、お約束ポジションです。
まずは使用頻度の高いこのメジャー7thのポジションを覚えてしまいましょう。
マイナー7thのポジション
メジャーとマイナーの一番大きな違いは、3度の音が半音下がっていることです(7度の音も半音下がってますけどね)。
1回弾いてみて響きの違いを確認してみてください。
いかがでしょうか?
メジャー7thのポジションから3度と7度が半音下がった形になっていることがわかりますでしょうか。
先ほどポジションを確認したメジャー7thと今回のマイナー7thのポジションを覚えていれば、他のポジションも理解しやすくなる「基本」となりますので、シッカリ覚えておきましょう。
7thのポジション
V7のポジションはメジャー7thのポジションから7度の音を半音下げた形になります。
つまりV7のポジションはメジャー7thの7度の音を半音下げたものであると同時に、マイナー7thのポジションの3度の音を半音上げたものであるのと同意ですが、ちょっと覚えにくくなるので、ここはメジャー7thを基準にしたほうが覚えやすいような気がします。
マイナー7th(♭5)のポジション
VIIm7(♭5)のポジションはその名前の通り、マイナー7th系のポジションから5度の音を半音下げる(フラットさせる)形となります。
ベースのフィンガーボード上では図のようなポジションになりますね。
4つのポジションを覚えるのは大変かもしれませんが、このように「メジャー7thのXX度を半音下げる」とか「マイナー7thのXX度を半音下げる」というような覚え方をすると少し暗記が楽になるのではないでしょうか?
さいごに・・・
今回はどこキーにも当てはめることができるようにベースのフィンガーボードの図にフレット番号を書かずに紹介しました。
次回はもう少しわかりやすく、馴染みの深いCメジャーでのダイアトニックをそれぞれの構成音を確認しながら見ていくことにしましょう。